マニラのスラム街を舞台に、組織の女を奪って逃避行する殺し屋の物語が台詞無しで描かれる。
良くも悪くも長尺ミュージックビデオかな。
殺し屋役の浅野忠信の存在感は素晴らしいんだけど、それ以外はかなり残念。
自分がダメだった理由は、組織の女にまったく魅力的を感じなかったのが大きいですね。どこにでもいるような西洋美人で、殺し屋が何故彼女に惚れたのかがわからなかった。
そこを描けていないから感情移入できないんだよね。
クリストファー・ドイルのカメラも90年代の頃のキレはなく、役者にGoProを持たせての安直なシーンが目立つ。
ただ、タトゥーで見せるキャスト/スタッフクレジットは最高にカッコ良かった。みんな真似するといいと思います。