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ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐのharuのレビュー・感想・評価

3.0
数々のヒット作を世に送り出した名編集者パーキンズと作家トマス・ウルフの出会いと別れ。

「神々のたそがれ」を観たまま眠りについたらうなされそうだったので、爽やかな記憶に上書きしたくて鑑賞。パーキンズもトマス・ウルフも知らなかったんですけど、男のアツい友情に感動しました。てかジュード・ロウの髪が少し増えた気がします。
トムが作家らしくいちいち芝居っぽいセリフを吐きながら周囲の人を振り回す芸術家、パーキンズが冷静に突っ込む常識人(でも常に帽子被ってるからやっぱ変)みたいなコンビなんですけど、二人のキャラが正反対すぎて逆に相性抜群。パーキンズが担当した作家は他にも有名人がたくさんいますが、その中でもトムは彼にとって特別な存在だったらしい。
ラスト付近でフィッツジェラルドがトムに説教というか諭すシーンがありましたが、パーキンズに金銭面でだいぶ世話になってるフィッツジェラルドは、ある意味トムより問題児なわけで、パーキンズの心労はいかばかりか。ヘミングウェイがいちばん良い子でした。
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