太平洋戦争末期の1945年7月8日、ボルネオ・バリクパパンのジャングル。日本陸軍は上陸したオーストラリア軍第7師団に追い詰められていた。独立歩兵454大隊・田中小隊はバンザイ突撃を敢行。その中でただ一人生き残ったマタギ出身の狙撃手・山村一郎伍長は、残存日本兵を掃討する豪軍分隊を待ち伏せ、新兵のスタンレーを除く全ての兵を壊滅させる。戦場は2人だけの孤立無援・膠着状態に陥り、生き残るには相手を殺すしかない事を互いに悟る。知恵と体力、そして弾丸も山村は1発、スタンレーは2発を残して使い果たし、ジャングルで対峙する2人。その時、2人は現地の少女が地雷原に迷い込む姿を目撃する。
昭和22年、瀬戸内海。復員兵の重左は、ビルマ戦線から共に帰還した戦友・鬼庄と再会。鬼庄は小型漁船・梵天丸を駆って瀬戸内を荒らし回る海賊になっていた。その仲間に加わった重左はある夜、襲撃した…
>>続きを読む