太平洋戦争末期の1945年7月8日、ボルネオ・バリクパパンのジャングル。日本陸軍は上陸したオーストラリア軍第7師団に追い詰められていた。独立歩兵454大隊・田中小隊はバンザイ突撃を敢行。その中でただ一人生き残ったマタギ出身の狙撃手・山村一郎伍長は、残存日本兵を掃討する豪軍分隊を待ち伏せ、新兵のスタンレーを除く全ての兵を壊滅させる。戦場は2人だけの孤立無援・膠着状態に陥り、生き残るには相手を殺すしかない事を互いに悟る。知恵と体力、そして弾丸も山村は1発、スタンレーは2発を残して使い果たし、ジャングルで対峙する2人。その時、2人は現地の少女が地雷原に迷い込む姿を目撃する。
昭和18年、アリューシャン列島のアッツ島が玉砕し、キスカ島の守備隊にも危機が迫っていた。海軍部司令長官の川島は守備隊を救うため、大村海軍少将を作戦長に指命する。米艦隊が島を厳重に封鎖するな…
>>続きを読む十九世紀末。東南アジアを中心としたアジア地域は、欧米列強の植民地政策の嵐に見舞われていた。そして日本も独立国家としての道を探るべく、誕生間もない明治維新政府は朝鮮半島の支配権を目指していた…
>>続きを読む1942年、アメリカ軍は日本軍の駐留するガダルカナル島を、太平洋戦争の重要な拠点と見なしてその占拠を計画。ウィット二等兵やウェルシュ曹長をはじめとするアメリカ陸軍C中隊の面々も作戦に参加。…
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