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マルグリット・デュラス、あるがままの彼女

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マルグリット・デュラス、あるがままの彼女の作品紹介

マルグリット・デュラス、あるがままの彼女のあらすじ

マルグリット・デュラスの友人であり、共働した編集者ドミニック・オーヴレイ(ペドロ・コスタ監督『ヴァンダの部屋』やヴィム・ヴェンダース監督『都市とモードのビデオノート』)が初監督したデュラスのポートレイト。

マルグリット・デュラス、あるがままの彼女の監督

ドミニク・オーブレイ

原題
Marguerite, telle qu’en elle-même
製作年
2002年
製作国・地域
フランス
上映時間
60分

『マルグリット・デュラス、あるがままの彼女』に投稿された感想・評価

針
3.5
 デュラス特集にて。『陰画の手』と併映。ドミニック・オーヴレイという方が撮った、マルグリット・デュラスの伝記映画。
 題名通り、小説家・映画監督としてではなく、素顔に近い彼女自身を被写体とした1時間ちょいのドキュメンタリー。過去の写真など交えつつも基本的にはほぼほぼデュラスへのインタビューで成り立ってる。
 語られる内容は、インドシナでの子ども時代、経済的に破綻した生活を必死に支えた母親のこと、「母性愛」について、生涯にわたる共産主義への共鳴、フェミニズム的思想、「家」のことなど。

 観てる自分がマルグリット・デュラスにもっと親しんでればよかったんだけど、トウシロウすぎてあんまり何も汲み出せなかった感じは正直あったかな。階級格差や共産主義を強く語る姿がいちばん印象的で、サルトルとかもそうらしいけどこの時代のフランスの知識人だなーという感じはする。
 あとは併映の『陰画の手』と合わせて、デュラスの作品は小説も映画もみんな彼女自身の「語り口」、言葉を扱う手つきの感触が基底にあるのかも? とか思ったりしました。

 これは2002年の映画なんだけど、2014年に同じ監督がデュラスの映画監督としての側面に焦点を当てたドキュメンタリーを撮ってるそう(『デュラスと映画』)。あるいはそっちと合わせて見るといろいろ発見もありそうなんだけど、自分が観られる機会はないかもなぁ……。
煙
3.8
ロブ=グリエ。ゴダールのあくび。ギトリ『トア』(バイバイ)。市松格子の床が二回。キッチンもそうだった。『ラ・ミュジカ』の音楽。デュラスはゴリゴリのコミュニスト。
世の中のほとんどの人は間違ってる、それか間違いに気づかない、みたいなことを言っていた。私も電車に乗る度にそう思う。誰も彼も、魅力的な顔をしていない。生きることを放棄しており、他人が死ぬことを気にもとめない。新しい服を着ている人ばかりだ。

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