デュラスみたいに不在の男女の声が家の中を経巡る。マノエル・ド・オリヴェイラ本人が現れ「シネマトグラフの監督だ」と自己紹介する。リュミエール兄弟がシネマトグラフを発表した1895年の13年後に生まれた…
>>続きを読むオリヴェイラ監督の遺言のような作品になっているのではと噂されていた作品。手放すことになった邸宅を慈しむようなカメラの動きが、そこに囚われた幽霊にように見えてくる。それにしても、本作はなぜ生前には公開…
>>続きを読むその気になれば1日で撮れる内容なのにかなり照明に気を遣って撮っているよう。オリヴェイラの服装がシーン毎に違う。既に家の権利は失ってるのに悠長なもんだね。
子供時代のフィルムを回したと思ったら明らか…
生前は封印されていた「遺言」と言うべき作品。ドキュメンタリーでありながらフィクションでもあり、自伝的虚構という表現がふさわしい。過去だけでなく未来の郷愁を語る映像と言葉、オリヴェイラのすべてが凝縮さ…
>>続きを読むマノエル・ド・オリヴェイラが暮らしたポルトの家で語る来し方や家族、革命、映画のこと。
男女の会話に監督の地語りが挟まり、瀟洒だが今風のセレブ豪邸より余程贅沢な屋敷内を、船室紹介のように練り歩く展開…
自伝的な映画で、たんに主観的なカメラを回してるだけでなんで面白いんだろう。ぶつ切りの写真の部分的なインサートにも驚く。カメラが外に出て道を写したカット、撮影所を俯瞰で写したカットも素晴らしい。一番気…
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