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バーニング・オーシャンの群青のレビュー・感想・評価

バーニング・オーシャン(2016年製作の映画)
3.1
ふ、普通だった〜(;゜0゜)



ローン・サバイバーで味をしめたのかマーク・ウォルバーグとタッグを組んでまたもや実話映画化。その今作を面白そうと思いつつ観れないでいたら、いつのまにかパトリオット・デイなんていう実話モノも公開されて、この監督どんだけマーク・ウォルバーグと実話系が好きなんだと心の中で突っ込む笑


とにもかくにも実話です。ネタバレもへったくれもありません笑 石油採掘場の人災が題材です。
コトが起きるまでの不穏な空気がハンパない。これは前作ローン・サバイバーと次作パトリオット・デイどちらにも共通している。実話だからこそ。自分たちは知っているからこその緊張感というか。分かっているのに避けられらない運命感にハラハラしてしまう。
ただ今回は人災。事件やテロではなくやろうと思ったら防げた類のもの。それがなぜ防げなかったのか。

それはね、もう観りゃわかります笑 誰しもそりゃそうなるわと感じであろう。しかしこの原因は実際にコトが大きくなっていないだけで、全世界の現場で起きていることにも変わりはない。どこの世界にも現場とトップの判断というのに大なり小なり差があり、そして大きいものに巻かれてしまうのだ。その皮肉がたっぷり込められている。


実際人が亡くなっているわけで、ここから人間は学ばなければならない、という教訓でもある。というかそれしかない。


個人的にローン・サバイバーやパトリオット・デイ(今度レビュー)に比べて低いのは、いかんせん火災という自然現象が敵だから。人が相手なら創意工夫によって◯◯の方法でやっつけた!という分かりやすいエンタメポイントがあるが、火災だと逃げるか消すしかない。もちろん主人公は消防士じゃないし、舞台は海の上の採掘場。
逃げるしかない為、そこにロジックが入り込まない。見つけた道を進んで火から逃れるしかないのだ。だから観客を振り回すような展開がなくずっと逃亡だけが続くので少々退屈だった。

まあ臨場感とそこに突然放り込まれる緊張感は良かったかな〜
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