ふたば三十郎

レディ・プレイヤー1のふたば三十郎のレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
4.0
「俺は○○○○で行く!」
いや、そこは「○○○○、行きまーっす!」だろ⁉︎

不満点は以上!
それ以外はニヤつき度1000%!興奮度MAX!の超ニッチな超大作!アラフォー以上の日本男子は感涙の夢のおもちゃ箱!

もうスピルバーグは退役オタクなので、マニアックなこだわりとかはないけど、それでもあれだけ色んなキャラクターが縦横無尽に動き回ると、それだけでこっちのテンションは尋常じゃなくアガる(笑)

むしろスピルバーグはサブカルの部分より、キューブリックへのリスペクトとオマージュが強く、そっちの方が彼にとっては本命だったのかな。
あと、サイモン・ペッグの描き方とかね。

ただ内容としては、かつての作品のように、単純明解に子供がヒーローになる話で素直に良かった。
映像は最新だが内容は原点回帰。

また大人やクリエーター側の目線も折り込むなんて、スピルバーグ全盛期から年齢を重ねてきた者としては感慨深い。
昔は大人=悪くらいの厨二発想だったのに(笑)

個人的な問題は点数の付け方。
ぶっちゃけ『ペンタゴン・ペーパーズ』の方が出来は良いので、じゃあそれより点数低いやんって話だが、鑑賞後のテンションがそれを許さない(笑)

まあ“ボンド映画のファン”として『スカイフォール』より『スペクター』の方が高評価なのと同じ言い訳で、この『レディ・プレイヤー1』も『ペンタゴン・ペーパーズ』より高得点にしてしまおう(笑)

ちなみにIMAX3Dで観たが、正直あんまり3D感はなかった。
早撮りスピルバーグのことだから、あとで加工した似非3Dなんだろうけど、そんなことはどーでもよい内容。
いや、よくはないんだが、とにかくスピルバーグが3DにもIMAXにも興味がないのは分かった。

あとは吹替版で4Dなんかでもう一度観たいなあ。
来週から新作多いのに困るわ(笑)
☆☆☆☆