KUJIRA

ダークタワーのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ダークタワー(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

現実世界の少年が異世界で
と言うネバーエンディングストーリー的な話だとは思わなかった。だが、それがストライクだったりする。
ダークな世界観も好み。
個人的にかなり好きな設定が散りばめられていたのだが、どれもアッサリ流されているのが残念。色んな世界の中心に塔があると言いながら、現実とあちらと2つしか描かれない。
あちらの世界は、車や遊園地、駅の入り口などの跡があり、未来と思われる。そうすると、これはタイムリープかパラレルワールドか。
読み人とか、敵の毛深い奴とか、外の世界のクリーチャーとか、全く掘り下げない。ポータルとやらで行き来して子供さらうだけなのか。
子供の輝きとやらが、説明不足。
マシュー マコノヒーは、圧倒的な存在感で作品をシメてくれている。しかし、彼は何なのか。何のエピソードも描かれない。彼は人間なのか、毛深い奴らなのか。何で塔を壊したいのか。そして、強過ぎる。人を瞬時に殺せるし、操れる。心なども読める。銃弾を素手でキャッチし、石やガラスを複数浮かせて防御や攻撃が出来る。炎を出せる。幻影はどこでも現れ、本体と同じ力が使えるようだ。凄過ぎて、ギャグにしか見えない所もある。
長い原作を無理矢理、尺に収めたはずが、話が薄い。アクションも控えめ。
ただし、終盤のガンスリンガーの暴れっぷりは爽快。弾をリロードするのがカッコ良過ぎる。
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