もりりた

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのもりりたのレビュー・感想・評価

4.0
20年前、ある砂浜で人知れずゲーム機が掘り出された。少年がゲームを起始めると、怪しげな緑の光に包まれ…そして現在。高校生男女4人が素行不良で呼び出され、片付けを強いられた倉庫でゲーム機を発見。恐る恐る起動、それぞれの操作キャラクターを選択しスタートすると、彼らは何故かジャングルにワープ。加えて各人の外観や能力が、選択したキャラクターに変化していた。そんな戸惑いを知らず、命を狙ってくるジャングルの生物達。彼らはこの世界から抜け出せるのか?

面白かった。何度も笑いました。ゲームが舞台という設定が効果的。キャラクターの長所と短所、残機数。死の概念も重くなく、一つのイベントとして捉えられるのも気楽に楽しめるポイント。それらを小ネタとしてだけでなく、メインのストーリー展開にも存分に活用。まとまりの良さを感じる映画。

見た目は変わっても、性格は元々のままという設定が絶妙。屈強なキャラに変わっても、内面は元のひ弱な性格。強面で弱音を吐くギャップ笑 そんな変化に戸惑ったり調子に乗ったり、自分もきっと同じ事するな、、と感情移入して楽しめました。元々相容れない性格の4人が、冒険を通じフォローし合い異なる価値を認めていく。多様性の尊さみたいなメッセージが説教くさくなく伝わり、コメディに留まらない映画の魅力が出ていたと思います。

そもそもゲーム内に入るってどういう仕組み?とか、やたら上手く行く展開に疑問はあるけど、細かいこと気にするなんてナンセンス!と思える楽しさと勢いあります。感動もできて満足度高し。家族で見ても良さそう!
もりりた

もりりた