great兄やん

アイリッシュマンのgreat兄やんのレビュー・感想・評価

アイリッシュマン(2019年製作の映画)
4.5
【一言で言うと】
「悪しき者達の“末路”」

[あらすじ]
トラック運転手のフランク・シーランは、マフィアのボスであるラッセル・バファリーノと知り合う。ラッセルに気に入られたフランクは殺しを請け負うようになり、全米トラック運転手組合委員長のジミー・ホッファを紹介される。やがてフランクはジミーの右腕に上り詰めるが、ジミーの権力に陰りが見え始める...。

今日は記念すべき19歳の誕生日なので、まだ観てなかったこちらの作品を...

面白いとかどうとかじゃない。凄すぎる。

作品における”深み”やら“渋さ”というのが段違いで格が違いすぎる。
いつかは観ようとは思ってたけど、こういった日に楽しみに取っておいて本当に良かったと心からそう思いました。

まずキャストにロバート・デ・ニーロにアル・パチーノ、更にはジョー・ペシって...ある意味反則技でしょこのキャスティングは😅www
それに監督もマーティン・スコセッシですし、やはりこの監督ありきであの3人が集まったとなれば納得ですね🧐
ジョー・ペシに至っては俳優業を引退していたのにデ・ニーロの説得で出演を決めたそうだという...スコセッシも凄いですが、デ・ニーロの存在感も尋常ではありませんね(^◇^;)

ストーリーも3時間半あるのにも関わらず一切退屈にも思わなかったし、ましてや終始テンポが良いから最初から最後まで夢中になって観入ってました。
スコセッシ監督のどの作品にも言えることなんですが、ストーリー展開がマジで秀逸なんですよね。
テンポの良さはもちろん、今作では常にヒリついた雰囲気が漂っており、その中でデ・ニーロとパチーノの演技合戦が見られるという本当に最高な3時間半を体験できました。

とにかくストーリー、世界観、キャスト、全てにおいて今現在の映画ではあまり見られないような重厚感が漂った凄まじい映画でした。
『グッドフェローズ』を観た自分としてはジョー・ペシがギャングの中でも安全志向タイプだったのが何よりも驚きでしたね(゚o゚;;
やはりそういった真逆の暴走するタイプはスコセッシ作品に初出演であるアル・パチーノに任せたのか...そこは定かではないですけど、とにかく彼の自滅的な暴走ぶりは観ていてかなりドキドキさせられました😰

とりあえずこういった特別な日に今作を観れた事に本当に感謝です!!
これで素晴らしい19歳に迎えられそうです😆
けどまぁ誕生日だとて大学の課題は待ってくれませんけどね...ホントに辛いよ😩