人造人間って言ってるから、いちおう類型はフランケンかな。
ひどい造形の鎧で、あってなきが如き脚本。
DVDに入っているディレクターズカット版は60分で、短くなっている。つまり監督自身が見るべきシーンはそれぐらいだと思ってる。
特技監督・樋口真嗣で、憲兵役に黒沢清と手塚眞と林海象。船頭多くして船山に登ったって感じかな。

　イヤッフー！リクエスト届いた！

ミカドロイド。
敗色濃い第二次大戦の末期。
大日本帝国陸軍は起死回生、
捲土重来の秘密兵器。
ミカドロイド(劇中は違う名称)を制作する。
その素材となるのは人間。
被験者として選ばれた心身ともに健全な若者三人。
しかし戦局の悪化に伴い完成したミカドロイドは一体。
一人は実験で死亡。
一人は実験室が爆撃を受け崩落後に行方不明。
ミカドロイドは長い眠りに就いたかに見えた･･･
現代その秘密の研究室を若者二人が発見してしまう！
ただの殺戮マシーンと化したミカドロイド。
果たして止める手だてはあるのだろうか！

特撮マニア以外に喜ぶ人が居ない駄作中の駄作。
意欲作ではあるが、何から何までチープ
これだけのスタッフが揃っても、見るからに予算が無いのでこうなりました的な悲しささえ漂う作品。
ストーリーは良いんですが如何せん地味。

私は大好きです。
大日本帝国の秘密兵器ですよ！
鉄人ですよ！メタルダーですよ！燃える！･･･けどすぐに鎮火(笑)
しかし一部のマニアなら生暖かい目で見守れる作品。

• #旧日本軍
• #ロボット
• #特撮
• #悲しい
• #秘密兵器

第二次大戦中、日本が勝利するために研究開発されていたサイボーグ兵器が現代に蘇り暴走、殺戮を繰り返す!

M少佐殿もレビューで書かれておりましたが、超人機メタルダーも一歩間違ったらこんな話になっていたのかと思うと恐ろしいですねえ。

監督は原口智生。
なんか、先日テレビを何気なく観ていたら、中川翔子の亡くなったお父さんである中川勝彦と親交のあった友人代表として原口さんが出てきてマジでびっくり。
ショコタンファーザーと知り合いだったなんて全然知らんかったですよ。
部屋に色々と怪獣のフィギアとか置いてあって、さすがだなと思ったり(苦笑)。

脚本は武上純希。
で、主演は吉田友紀とくれば、これはもう「電脳警察サイバーコップ」繋がりとみて間違いないのでは?
吉田友紀と言えば、元あばれはっちゃくでもあり、ウルトラマンダイナなんかにもゲスト出演していましたが、代表作は何といっても主役を張ったサイバーコップですよ。
個人的にサイバーコップに思い入れがあって、いまでもコレクションケースにタカラから発売されていたビットスーツのフィギアたちが飾ってありますよ。
西川きよしの息子が歌っていた主題歌も名曲だったなあ・・・って、本作とは何の関係もない話ですが(苦笑)。

共演者には、デスラー総統こと伊武雅刀やアラシ隊員こと毒蝮三太夫など、アクの強い面々が揃っております。

お世辞にもミカドロイド(ジンラ号)のシルエットは格好いいとは言えないし、舞台も限定空間なので全体的にチープなんですが、何が何だか分からない魅力があるのも事実。
機関銃と日本刀で襲いかかる冷酷無比さは一見の価値あり・・・かもしれません(弱腰)。

まあ、安っぽいターミネーターみたいなものですが、日本でもせっせとこういう実写作品が量産されていた時代の空気が、懐かしく思えるお年頃になっちゃったんだなあ・・・と、しみじみ思うわけです。
ビバ!ナインティーズ!


レンタルビデオ、テレビ放送にて