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20センチュリー・ウーマンのQvQのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
3.9
もっと明るい作品かと思って見始めたが、思いのほか終始複雑で、なんとなく観てたらいいとこ見逃すなと思い、気合いを入れ直して観た。こう言うと面倒くさい系の映画だと思われるかもしれないがそんなことはない。

時代は「20センチュリー」。ある意味みんなが今よりもっと真面目に自分とか自分の人生とか周囲のことを考えてて、日々を模索して生きる姿が私にはとてもいい感じに思えた。
今はなんかちょっとダラダラしてる人が多い気がする。

私も母だから、個人的にはドロシアのセリフに何度かやられた。息子(良く分からないが娘もか)ってのは厄介だ。とにかく何考えてるのかわからない(笑)こういう風に育って欲しいと思って育ててもそうは育たないのが子育てだったりもするのだが、子どもを思う気持ちはひたすら純粋。親は強いようで弱くて、弱いようで強かったりして。ここに出てくる何人かの親も含め、親ってのもまた厄介なのだ。
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