なじょしたぁ！？
大衆向け娯楽時代劇の可能性を示した前作から2年。あの田舎侍たちが帰ってきた！
前作は参勤交代という地味目な題材をうまく料理し、山あり谷ありドラマあり殺陣ありの良作エンターテイメントに仕上げていた。今作はそんな前作の直後から始まり、最終的には7人対1000人という大立ち回りに発展する…。
さて。続編らしく、前作の要素をさらに盛り盛りに盛った今作。残念ながら面白さも増し増し…とはいかなかったようだ。今作は前作以上に殺陣が増えている。ギャグも増えている。ドラマも色々と盛り込まれている。が、いかんせん盛りすぎてどの要素も中途半端になってしまった印象。前作から思っていたこの作品の特徴、現代的な軽さが裏目に出てしまったと思う。殺陣自体は悪くないが、盛り上がりに欠ける。ギャグは前作よりもテレビ寄りの笑いになってしまった。後、台詞回しがちょっと訛りを強調しすぎていて馬鹿にしているような気がした。
総じて、最低限の面白さはキープしているが印象に残りづらい作品でした。
あ、劇団新感線メンバーが大活躍しているので新感線ファンは必見かと。特に古田新太演じる大岡越前守は最高です。
