TakashiM

パーティで女の子に話しかけるにはのTakashiMのレビュー・感想・評価

3.9
破りてぇ 破りてぇ 答案用紙を破りてぇ
破りてぇ 破りてぇ 年齢制限破りてぇ
破りてぇ 破りてぇ 社会の常識破りてぇ
破りてぇ 破りてぇ 見るもの全てを破りてぇ

これは、とあるパンクロッカーの歌「破りてぇ」の歌詞である。

そのロッカーとは「バイきんぐ小峠」

映画序盤のパンクロックシーンから、ヒロインが種族のルールを破るまで、ずっとこの曲が頭の中を流れていた。

設定もキャラも、一見無茶苦茶なように思われがちであるが、何てことはない、全部パンク!なのだ。
答案用紙を破ってた小峠も、種族存続のルール・常識を破ってシャウトしてたエル・ファニングも、どっちもパンクなのだ!

まあーね、オレも一切予備知識なく観始めましたので、シャイな高校生の恋愛モノかと思いましたよね。ってか普通はそう思うわなあ笑

しかしやってくれましたよ。
そんなピュア恋愛モノかと思いきや、「時計じかけのオレンジ」のような不思議ワールド、からの「フロム・ダスク・ティル・ドーン」ばりの超展開。

ハマらない人にはハマらないこの一本。
小峠のお陰で、キレイにハマってしまった。人にはオススメできないけどね。

「小峠 破りてぇ」でググれカス!!こっちはオススメじゃ!
イェアーーー!!!!

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追記。
最強音楽映画「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の監督だった。
あの感性がこの映画のテーマを描くとこうなるのね。いろいろ納得。
TakashiM

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