パンクに生き、ラバーを愛し、変態に変体して生きよ
彼女との出会いによってこれからを演算しはじめよ
この映画を表すなら｢なんかいい！｣
これくらいの表現が非常にいいかと思ってしまいますw
｢(500)日のサマー｣など思い起こすような、ポップでキッチュなボーイミーツガールなティーンラブストーリー。
のようでいて、そこらへんのポップでキッチュとは違う、遠大でいて非常にミニマム、セカイ系でイタイ系なw"ジャンクSF"とも言えるような、本当に人を選別するタイプの愛着、愛嬌のある映画となっております（笑）
まあなにを言っているかわからないでしょうが、見た人だけにはわかる、そんな感覚で書いておりますw
そういう、ストーリー、設定の度肝をぬかすような意味わからなさを抜きにしてもいいのは主演のエル･ファニング&アレックス･シャープが強烈にいい。この映画のキッチュ&チープ(フィッシュ＆チップスみたいなw)をカバーし、この映画を支えてる。それくらいにいい。
エル・ファニングの人の形をしながら奇異で奔放な行動をナチュラルに演じ、簡単にそのワールドへと誘い込む魔力はもちろん、男優アレックス・シャープのナチュラルさも非常にこの映画の魅力として働いてると思うんですよ！
パンクに傾倒していながらコミックアートに近いような創作活動もしていてパンクファンからイメージするような垢抜け感から遠い"オタク臭さ"が抜けきってない感じ、そういうわかりやすさが見た目からわかるのにつぶらな瞳のグリーンアイズが不思議と魅力的であったりとw
そして、この設定とストーリーって"ジャパニメーション（アニメ）"に通ずるものがあるんですよねぇ。というか、日本の現代セカイ系アニメを英国ライズし実写化したそのもののような（笑）
だからツッコミ所、チープさはかなりある！！けどそれ以上にキャスト、演技、音楽、歌が演算されてできたザ･不思議ワールドがハマる人にはハマる！そうじゃない人には鼻で笑われてけなされるような2極化映画をご堪能あれ！そんな感じですw
そしてエンドロールのガールズバンド？の曲がもろに本編の内容とリンクしていてまたいいんだこれ！（笑）
