へたれ

パーティで女の子に話しかけるにはのへたれのレビュー・感想・評価

3.2
良かったとこ1 主演2人
俗世間と根本的にズレてる可愛い子という役柄はエル・ファニングにうってつけだし、パンク少年を演じたアレックス・シャープも映画本格デビューとしては印象に残った

良かったとこ2 アメリカ人やクラウトロックに対するくすぐり
1977年のクロイドンではアメリカ人もクラウトロックも宇宙人と大して変わらないという皮肉が、ごく当たり前の世界観として描かれてるのが面白かった。

ダメだったとこ1 中途半端の寄せ集め
パンク、B級SFという、監督の好きなものを散りばめてボーイミーツガールな話をやるという割には、21世紀に対する中途半端な批判や、パンクと保守体制との使い古した対比など、無くても成り立つ要素が多い。
その割には、エイリアンたちの世界観は最後まで薄ぼんやりとしたまま。

ダメだったとこ2 コマ落としのシーン
冒頭からコマ落としでスピード感を出そうとしているシーンが何回か出てくるけど、目が疲れる以上の効果が無い。フレームレートが落ちてカクカクしているゲームみたいだった。
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