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ジョン・F・ドノヴァンの死と生のkazuかずのレビュー・感想・評価

4.5
グザヴィエ・ドラン監督作品。⁡
弱冠32歳😱でこの演出‼️⁡

2009年の『マイ・マザー』で、監督・主演。⁡
その時はなんと20歳😳

過去作は一切観てませんが、この映画を観ただけで、その才能に驚きました。⁡

巷のレビューでは、ドランらしくないとかあるようで、批評家受けも悪く興業成績もふるわず、ドラン作品の中では低評価になってるようですが。。⁡


女性からのインタビューを受ける青年。⁡
彼は誰なのか?🤔すぐに分かりますが。⁡

そこからオープニングタイトルに進むわけですが、そこで流れる著名な曲と映像で、この映画、相当にセンスあるなと思わされるわけです🙌⁡


この映画の主要人物。⁡

⭐インタビューを受ける青年(大人になったルパート)⁡
⭐インタビューアーの女性⁡

⭐ジョン・F・ドノヴァン(TVドラマのスター俳優)⁡
⭐グレース・ドノヴァン(ジョンの母親、仲が悪い)⁡
⭐ジェームズ・ドノヴァン(ジョンの兄、良き理解者)⁡
⭐ウィル(ジョンの友人)⁡

⭐ルパート・ターナー(ジョンの大ファン、役者を夢見る少年)⁡
⭐サム・ターナー(ルパートの母親)⁡


ジョン・F・ドノヴァンという人気スターならではの孤独や苦悩、彼を取り囲む人々とのやりとり、そして彼が何故若くして死を選んだか?⁡

ファンレターをきっかけにジョンと長きに渡って文通をしていた少年ルパートが知る事実とは?⁡

ジョンの生と死がドラマチックかつミステリアスに描かれる。⁡


『スタイルとは自分自身を知ること』⁡

ジョンが少年への手紙で書いた言葉、誰かの名言のようですが、ジョンは自分自身を知り本当の自分をさらけ出したかったけど、それが許されなかったのかと。⁡

スターでいる限り嘘の人生を生きる、⁡
スターならではの宿命。⁡

役者の道を夢見る少年との文通による交流が彼の心の拠り所になっていたのかもしれない。⁡

人目を気にせず好きな人と好きなことをして普通に生きる。それが1番幸せなのかもしれません🍀⁡


ジョンを演じたキット・ハリントン。新作『#エターナルズ』にセルシの恋人役で出演。ラストシーンは、ナニナニ?と今後に期待を持たす感じでしたね。⁡

ルパートの母親を演じたナタリー・ポートマン。⁡
個人的には久しぶりにヒットな役柄😊⁡

そしてルパートを演じたジェイコブ・トレンブレイ‼️⁡
ナタリーさんとの言い合いは、凄まじかった。圧倒してました😳『#ワンダー君は太陽』『#ルーム』などますます進化を続ける名子役、将来、名俳優になってほしいですね🙌⁡


演出、映像、音楽、キャスティング。⁡

どれを取っても一級品かと‼️⁡

ルパートが自分の部屋で落ち込むシーンがあるんですが、部屋の中のチリが舞うところ、その映像だけでも凄いなと。何気ない演出が丁寧かつ隙がない。⁡

ラストシーンも上手い。⁡
してやられました🙌⁡

音楽も素晴らしい。⁡
#アデル、#TheVerve、#Oasis etc⁡
エンディングのThe Verve『#BitterSweetSymphony』は名曲中の名曲ですね🎶⁡

故 #リバーフェニックス にオマージュを捧げた『#スタンドバイミー 🎶』は、母子の愛情を表現したシーンで効果的に使われてました。⁡

グザヴィエ・ドラン、恐るべし才能かと。⁡

次は『#マミー』『#わたしはロランス』あたりを観たいな☺️楽しみが増えました🙌⁡
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