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メッセージのsaboのレビュー・感想・評価

メッセージ(2016年製作の映画)
4.0
観賞日2018/11/27

世界各地に謎の物体が出現する。
何の目的でやって来たのか、言語も通じないため情報は錯綜し世界はパニック状態。各国の政府は対応に追われていた。
そんな中、言語学の第一人者であるルイーズ・バンクス博士に軍からの要請がくる。
ルイーズは理論物理学者のイアン・ドネリーと共に未知なる生命体との手探りのセッションを試みる。
二体の未知の生命体との交流を続けるうちに、次第にルイーズの中に眠るある『力』が覚醒し始めるのだった…。

SF映画なのですがヒューマンドラマ色が濃いです。
アナザープラネットを彷彿させました。
ルイーズを包む憂鬱なブルーを基調とした寂しい部屋の雰囲気や、靄がかかって相手が見えそうで見えないもどかしさ。
そしてストーリー全体の纏まりの良さが素晴らしかったです。
ヘプタポッド達の表意言語の高度な美しさは、数学的にも芸術的にも感じました。
そして娘の名前に込められた特別な意味。
よく全てがうまく纏まったものだと思いました。
過去も現在も未来も全てを包容した概念は理解が難しくて、なんとなーくな感覚ですが(^-^;
でもそれらの全てが映画一本で見事に表現されていて、見ている方は途中から段々混乱してくるのですが最後には全てが綺麗に府に落ちます。
イアン役のジェレミー・レナーは相変わらず美味しい役処ですね。ミッションインポッシブルシリーズでもそうですが、出来るのか抜けてるのか絶妙な変人キャラがうまくハマってます。地でそういう感じの人なんですかね?(←失礼)
ヘプタポッドの初見のタコ型にはちょっと度肝を抜かれましたがw
クラゲ型でなくてよかった(;・∀・)(←なんの安心か笑)
そう言えばヘプタポッド二体にアボットとコステロと命名してましたが、レインマンで使用されていたWho's on Firstを思いだしました。
あれ、面白いですよね( *´艸`)ナイスネーミング♪

ストーリー:4.0
ビジュアル:4.0
音 楽:4.0
キ ャ ス ト :4.0
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