ドルフィンキック

女子高のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

女子高(2016年製作の映画)
3.9
映画「女子高」舞台挨拶付き上映を観て来ました。
AKB48の峯岸みなみさんと山本浩貴監督が登壇されていました。MCは、FM大阪のDJで、こばやんこと、小早川秀樹さんでした。
FM大阪のファンなので、こばやんがMCを担当してくれたのは、嬉しかったですね。
AKB48Gのメンバーを、実際に、生で、観るのは、初めてでしたが、峯岸みなみさん、性格は、明るくて、飾らない気さくな感じで、とても好感を持ちました。バラエティー番組へも、よく出演されているので、トークも、堂々としていて、手馴れていましたね。ルックスは、小柄で、目が大きくて、キュートな女性で、本当に、とても可愛くて、感動しました♪
山本浩貴監督は、シャイで、とてもカッコ良い方でした。
こばやんも、相変わらず、ユニークで、テキパキとした滑舌の良いトークで、ナイス!MCでした。

高校を卒業した仲間が、廃校になった、母校に集まって、同窓会を開催するのですが、その後、色々と大変なお話。
アイドル映画なので軽い気持ちで観ていたのですが、想像以上の作品でした!!!!!
設定やストーリー展開に、多少のツッコミ所はありますが、細かいことを気にしなければ、十分に、楽しめる作品だと思います♪
ただ、全くツッコミ所が無くて、緻密で、完璧なストーリーの作品を好まれる映画ファンの方には、不向きかもしれません。
冒頭のサプライズで、いきなり、謎めいた、作品の世界に引き込まれて、「一体、この後、どうなるんだろう?」って、ずっと、画面から、目が離せずに、スクリーンに、釘付け状態でした。
一体誰が犯人なのか?動機は何なのか?ひょっとして、幽霊?
あれこれと、予想してみたのですが、全く予想外の結末でした!!!!!
正に、大ドンデン返しと言っても、過言ではないでしょう!!!!!
謎解きの部分も、面白いのですが、現在と過去が行き交い、複雑な人間関係が絡み合う物語が、現実と比べると、ややオーバーには描かれてはいるものの、登場人物達のセリフ、描写、姿が妙にリアルで、とても見応えがありました。
特に、クライマックスからのラストへ向けて、次から次へと、畳み掛けが凄まじくて、二転三転して、予想外の衝撃のラストに繋がっていくストーリー展開は、最後まで息もつけないほどの緊張感で、グイグイと、引き込まれてしまいました。
そして、後は観ている側の判断にお任せ致します。的な意味深なラストシーンにも、度肝を抜かれてしまいました。

あと、本作を観て、感心したのが、とにかく、本作の登場人物は、皆、キャラが立って、それぞれ、強烈な個性を持つ曲者揃いなので、観ていて、面白かったですね。
なので、体を張った演技、セリフの掛け合いも、どちらも、絶妙でした。
特に、長澤まさみさんと木村文乃さんを足して二で割った感じの美形の嫌な役柄を好演?された、高田里穂さんの落ち着いたクールな演技がナイスでした!
あと、冨手麻妙さんの勝気な役柄も、上手かったですね。
それから、キャストの皆さん、顔立ちが若いので、高校を卒業して7年経つ女性の役と高校生役を同時に演じても、高校生役のシーンで、無理に若作りをしなくても、そのまんまでも、違和感がなくて、若々しいのは、今時の若手の女優さんの強みだなあ~って思いました♪