このレビューはネタバレを含みます
フォード監督の作品に乗り切れない理由の1つはこれなんだよなぁとか。
ってのもさ、ハンター嬢の感情、あれよあれ。
わ!!!!か!!!!らん!!!!!!!!!
え?
あの経緯で何故大佐を好きになるの?
そんな要素少しかあった??
ケンドール少佐にならわかるけど、
大佐?????????
何もその要素なくない????
それしかないから、
終盤がポカーン状態で全く感情移入できないやつ。
いくら何でもフォード監督さぁ、
恋愛の芽生えみたいなもん描くの下手すぎん?????
毎度毎度唐突すぎてついて行けんのですよ。。。
南軍の学徒出陣とか、
本来悲愴感を持って語るべき所だと思うんだけど、
ずいぶん軽い感じにしちゃってたりとか、
フォード監督どうしちゃったん?感はある。
いくら何でもパワハラが過ぎる大佐とか、
何かもう価値観が違いすぎるよな、とフォード作品の時にいつも思うやつが今宵もまた繰り返されるのであった。。。
むしろこの価値観を共感できる現代日本人がいるならお会いしたいレベル。
ただアクションシーンは相変わらずド迫力で、
フォード監督作品はこれのために見てるまである。
まであると言うか、たぶんみんなそれだけな気がしてる。
ひたすらみんな落馬!
爆破される橋!家!!
横倒しになる馬車!!!
走ってる馬から数メートル下の川に直接落ちるとか、
川の中で馬ごと転倒するとか、
しまいには主演のジョン・ウェイン自ら、後ろで爆発する橋を駆け抜けるとか、
一歩間違ったらマジで死人出る。
南北戦争の「戦闘」そのものを描いた映画ってわりと少ない気がしてて、
それはやっぱりアメリカ人の中でもいろいろ感情的なしこりがあるのかなとか思ってはいるんだけど、
(逆に言えばインディアンへの差別的意識が透けて見えるということでもあるのだけれど)
その意味で、日本人目線ではとても勉強になる作品なのであった。