ぴよまろ

キングスマン:ゴールデン・サークルのぴよまろのレビュー・感想・評価

2.9
「キングスマン」の続編。前作から1年後、エージェントとして任務にあたってきた主人公が、新たな敵の攻撃により仲間を失い、わずかに残された希望から平和を取り戻していくまでの物語。

前作から舞台を移し、今回はほとんどがアメリカの物語。英国のキングスマンに代わって米国のステイツマンとの共闘という形で、アメリカらしい(カウボーイ的な)アクションの数々はさすが。そして何よりハリーの復活は経緯はどうあれ最高。本シリーズの象徴と言っていい彼の活躍は素晴らしいです。また、前作以上に、音楽の使い方は素晴らしかったです(特にカントリーロード!)。

ただ物語的にはいまいち。前作で活躍した登場人物たちのあっけない退場や、丁寧に演出されていた英国紳士的な作風は除外され、ステレオタイプなアメリカキャラのキャラクターと派手なアクションのみが強調された、普通のアクション映画になってしまいました。(前作を知っているかいないかで感想は変わると思います。)

単体の映画としてみたら普通に楽しめる作品なのかもしれませんが、前作に思い入れがあればあるほど、感想は分かれる作品かと思います。
ぴよまろ

ぴよまろ