へたれ

キングスマン:ゴールデン・サークルのへたれのレビュー・感想・評価

2.7
濃い味つけに麻痺しちゃった人向けの大味な映画

良かったとこ アクション演出
前作と同様、観客がどこを見ればいいか分かりやすいように、画面の中央でアクションが展開するよう画面構成が工夫されてるので、カメラがグルグル回っても見づらくならない。ラスボスとの対決を1カット風に見せている場面は見応えがあった。

ダメだったとこ1 シナリオの刈り込み不足
丸ごと無くても話の太宗には影響しないグラストンベリーのシーンとか、必要もないストーリーまでダラダラと140分もやっている感が否めない。

ダメだったとこ2 俳優陣の存在感の薄さ
新登場のチャニング・テイタム、ハル・ベリー、ジェフ・ブリッジスあたりは、ストーリー上見せ場を作りづらい上に演技も印象に残らず、次回作以降への顔見せだったにしても悪印象。
悪役のジュリアン・ムーアは、登場シーンからメンタルヤバい人のまま最後まで続くのでこれも魅力なし。 他の主役クラスの人たちも頑張って前作なみ。基本的には前作以下の存在感。
エルトン・ジョンは、サーなのにこんなお茶目をしている、というメタ的な楽しみ方はできるけど、悪い意味でやり過ぎ。
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