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キングスマン:ゴールデン・サークルのPikKaのレビュー・感想・評価

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\ Manners makes Man /

前作で師であるハリー(コリン・ファース)との衝撃的な別れを経験し、深い喪失感に包まれながらもキングスマンとして活動を続けているエグジー(タロン・エガートン)たちを冒頭から新たな敵が襲い、組織は壊滅状態に…

次から次へと襲いかかってくる先の読めない展開もあるし、サイコパス的なポピー(ジュリアン・ムーア)の存在でドキドキハラハラやグロさは前作以上かも。

世界的歌手エルトン・ジョンが本人役で出ていることでも話題になった本作。
展開にもかなり絡んでくるので出演時間や見せ場もそれなりに多く、本人の弾き語りなどで懐かしく輝かしい名曲の数々が流れたり楽曲にまつわるエピソードを反映させた看板やロボット犬の名前など、エルトンファンにはたまらない演出!
オイタをして叱られショゲていたり
喜ばせようと頑張ってみたり…、
ヤンチャな一面を見せながらも、ご主人様であるポピーにすっかり手懐けられているエルトンの姿は滑稽ながらも可愛らしさがあるし、茶目っ気たっぷりにハリーをサポートする演出も面白い。
お馴染みのド派手なステージ衣装を身につけてダイナミックに動き回る姿も楽しそう♪

ポピーの結末やテキーラの見せ方には物足りなさを感じる部分もあるけれど、蝶々ハリーは面白かったし雪山やポピーランドでの激しい死闘など前作以上に魅せるアクションや迫力の映像が多くて見応えがある。

前作では今や日常生活に欠かせない携帯電話(スマホ)を利用して国民を煽り、今作のバイオテロは、子どもから大人まで気軽に手を出してしまう人も少なくない危険薬物を利用する手口など社会問題化している物事を絡め、そう遠くない未来に起こりそうな混乱を感じさせる展開もあってゾッとしてしまう場面も。

その奥深くで渦巻いている陰謀とは裏腹に、オシャレで明るく平和的な雰囲気に溢れたポピーランドの描写が面白くて、あの街並みを再現して劇中エピソード(アクション)を体験できるアトラクションもあるテーマパークが出来たら楽しそうな気がする…
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