ナーオー

トマホーク ガンマンvs食人族のナーオーのレビュー・感想・評価

5.0
英題は「Bone Tomahawk」

S・クレイグ・ザラー初監督作品。
ストーリーは結構王道な西部劇テイスト。食人族に奥さんを拉致られた旦那さんが保安官たちと同行して奥さんを助けに行く というシンプルな作り。ただし結構スローテンポ。それがS・クレイグ・ザラー監督作の魅力なんですが、最近のテンポの良い洋画を観慣れた人は少し退屈に思えるかもしれません。自分的にはこのスローテンポが逆にいつ食人族が襲ってくるか分からないというヒリヒリした緊張感が丁寧に表現出来ていて、とても良かったです。また豪華キャスト勢揃いの本作ですが、どんな有名な俳優でも前触れなく、容赦のない死が平等に与えられるのも本作の特徴。目が離せなかったです。

終盤の見せ場である野蛮な食人族との死闘はドン引きするくらい強烈なゴア描写で人によってはトラウマレベルです。四肢すべてが切断されて両目に杭が打ち込まれ、ただお腹が膨れた肉の塊と化した妊婦のシーンは強烈でした。主人公たちが奥さんを助けるのが少し遅れてたら奥さんのこうなっていたのかな…

エンディングもザラー監督がジェフ・ヘリオットと一から作った曲「Four Doomed Men Ride Out」が使用されています。
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