唯

ルーキー・ハウス・ガールの唯のレビュー・感想・評価

ルーキー・ハウス・ガール(2011年製作の映画)
3.0
お金持ちって性格悪いよな~。
若い子ならまだしも、母親まで一緒になってメイドいびりするとか大人げない。
チャックバスは、やはりチャックのまま。

10代の頃から寮生活とかルームシェアとかして親元を離れるから、外国人は自立が早い。
見えないところで良く動き、サボらず働き者であっても、その場のノリに合わせられなかったり華がなかったり(あと他人を蹴落とす意地の悪さがなかったり)すると、正当に評価されない社会の皮肉。
世渡り上手が勝つ仕組みになっている。

娘は勤勉なのに父親は甘え過ぎ。
娘に作り置きして貰った上に娘の給料を当てにしているのはびっくり。
一家の中心で家族を照らしていたのであろう妻(母)が亡くなった哀しみを癒す方法は、それぞれということかもしれないが。

交通事故のPTSDでスケボーが出来ないキムに対し、ルームメイトらは何でも楽しまなくちゃ!と励ます。
彼らはリゾート(バイト)としてここに来ているのであって、そのバケーション感覚が素敵でもある。

金持ちの家に生まれて全て親の思うがままに生きて来た身としては、そのレールから外れることを望んでいるわけで、そういう理由でキムに惹かれるのは当然。
自分の人生を選び取りたい気持ちの表れと言える。

「脳みそと足があるんだから自分の道を選べる」
自分の才能を活かし切って人生をエンジョイしたいな。

スノボーは無理だけど、スキーをやりたい。
唯