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プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行くのQvQのレビュー・感想・評価

3.8
まさしく王道のインド映画だったなと思います(笑)
真っ直ぐで正直者でお人好しで愛に溢れるちょっとおバカな男が主人公なのは、バジュランギおじさんとおんなじ。だっておんなじサルマーン・カーンなんだもの。長ーー〜い映画だってことも同じだけど、ちょっと違うのは若干テーマがこっちの方が軽くて浅かったことかな。イヤ、だからと言って作品の甲乙は見る側の好きずきなんで、私がそう感じたってだけですが。

なにせ人の心というのは難しいもので、兄弟愛、夫婦愛、恋人たちの愛、師弟愛、どれをとってもこじれたらそれを正すのは容易でないことは長く生きてるとよーくわかります。そこへものすごく真っ直ぐな男が登場して、その純粋さで問題を解決してくれる。「ああ、いいんだな、こんなふうに真っ直ぐで無垢であること目指し続けていいんだな」と思わせてくれて、心が晴れ晴れしてきます。本当に私にとってインド映画は心のオアシス(笑、言い過ぎか)

生きてればこんがらがってくることが山ほどあります。一生懸命やっててもうまくいかないこともたくさんあります。だからこそ、そんな時こそこういう映画なのです。今回も本当に心から楽しませていただきました。本質さえ間違ってなきゃなんだっていいのです。これで幸せに前向きになれる人がいるなら映画としては成功なのです。ああ面白かった。明日からもまた頑張ろう。そう思えるなんて最高じゃないですか?

先の見えないこんな時だからこそインド映画!オススメですよ。
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