群青

ジョン・ウィック:チャプター2の群青のレビュー・感想・評価

3.5
3のための復習。
2017年に観た時は劇場鑑賞映画29作目。
字幕。


冒頭は前作のおさらい。前作の敵の親戚が前作と同様主人公の強さの説明をしてくれる。
その説明の最中に繰り広げられる殺戮。初っ端からエンジン全開です笑 ちなみに車を使ったアクションなので文字通りの全開です笑


前作の殺し屋たちの世界観をより拡張し、アクションも前作を超えるレベルになった。

世界観の拡張ということでコンチネンタルホテル以外の店が出てくる。
ワインのソムリエならぬ銃のソムリエが受付をしている。実にクール。
多分、ジョン・ウィックくらいにならないと使えない店なんだろうなぁとか、駆け出しの暗殺者はそれ相応の店なんだろうなとか妄想が捗りました笑

今回の物語の発端となる誓いという血の契りも中二感が強くて、そそられる。
闇の世界から足を洗うため、誓いを交わしたジョン・ウィックだがいざその誓いを果たす時が来たと知らされても、やりたくない、やめたほうがいいと言う。ルールに則ってはいるが俺にルールを適用させるとやばいことになるぞ、という警告だった。普通ルールならルールを守るのがこの作品の世界観だけどそれを、拒否するジョン・ウィックもすごい。その世界に浸って伝説的な存在になっているからルールのことはよく知っているのに。やはり規格外ということを示すシーンなのだろう。いやでもプロだったら守らない?と思ってしまったが笑


アクションは前作と同じように2発(体と頭)で、敵を殺るのは変わらず、そこに至るまでの体術が洗練されている。とにかく敵を投げ飛ばして行動不能にする。どんな体勢からも投げ飛ばす。そしてとどめの一撃。ワルツのように敵を殺していくジョン・ウィックにうっとり。

敵の暗殺者2人も良かった。ルビー・ローズの手話もかっこいいし、コモンとの駅でひっそりと銃を撃ち合うのもかっこよかった。


世界観、アクション、演技。全てがクールな様式美に包まれており非常に楽しかった。
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