ディズニーアニメ映画につきものなのは、悪役（villains)。
その悪役の子供たちの世代の物語・・・というアイディアはとてもいいし、楽しく観られました。それが一番。
これはアメリカでは、TV映画で『ハイ・スクール・ミュージカル』と同じディズニーチャンネルの映画です。
だから、全編『ハイ・スクール・ミュージカル』のノリ・・・つまり明るい軽いアメリカンなノリで楽しく歌い踊るという・・・
ただ、この映画は、ディズニー映画のパロディでもあって、『眠りの森の美女』『白雪姫』『１０１匹わんちゃん』『アラジン』それぞれの悪役たちを知っていないと面白さがわからないのです。
『美女と野獣』のカップルが王となった王国。
悪者たちは島に閉じ込められている。
王の息子、ビルが島の悪役の娘、息子たちを招待した事から、珍騒動がおきる、という訳。
もう、クールでカッコ良くて、個性があるのは悪役たちの方で、良き人々はつまんない優等生という見方が面白いけれど、やはりそこはディズニー・チャンネルですから『ロード・オブ・ザ・リング』とは違うのでありました。あくまでアメリカンなハイスクールもの。
私個人的には、オーロラ姫の息子が頭の中、お花畑の金持のバカ息子だったり、突然出てきたのが『ムーラン』の娘！とか楽しかったですよ。
うん、『ターザン』の子供は難しいですよね・・・
こういう映画は、あれこれ文句たれるより楽しんじゃったほうがいいですよう。
ディズニー・アニメのファンだったら楽しめるはず。
お気楽に観られるから、ディズニーチャンネルが日本でも観られるといいのに・・・なんて思います。
