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ダンガル きっと、つよくなるのtetsuのレビュー・感想・評価

4.8
やっべぇ。
まだ、投稿してなかった...。
今日、公開ということで急いでレビュー。笑笑

青山シアターさんの試写会に当たり、
昼ご飯で大阪にあるインドカレーの名店に行った後、笑
同じく当選した映画研究部の友達と鑑賞!!
(青山さん、ありがとうございます!)

オリンピックで金メダルを獲る夢に挫折した男"マハヴィル"
彼は、自分の子供たちを鍛え上げ、その夢を託そうとするが、皮肉にも産まれてきたのは、女の子だった。
失望する"マハヴィル"、
しかし、そんなある日、
あることがキッカケで、彼の夢は再び動き始めるのだった...。

素晴らしい!!
2時間20分で、この内容量はなんだ?!
無料で行ったのが申し訳ないぐらいで、
もう、なんなら、4500円(大学生の鑑賞料金×3)払いたいくらいだよっ。笑笑
先日観た「バーフバリ...」が個人的にイマイチだった*のもあり、
私的インド映画ベスト1を更新しました!
(ちなみに、同率一位は「マダムインニューヨーク」です。←実質、1位じゃない件。笑)

*「バーフバリ」と今作は2部構成という共通点がありますが、1部と2部の関係性が、それほど繋がっていなかった「バーフバリ」に比べ、今作は、地つづきのストーリーになっていたので、そういう意味でも本作の方がハマったのかもしれません!!

そして、何が良いって、
そりゃ、二人の女の子が健気に頑張る姿と、素晴らしい音楽でしょう。笑
(↑正直、メモ書くの忘れてて、ほとんど忘れた。笑)

インド映画というと、歌を歌うシーンが、だいたいあると思うんですが、本作にはそれがない!!
その代わり、登場人物の心の声を歌ったシーンがあったり(←特に序盤の女の子たちが歌う曲が本当に素晴らしい)、
ダンガル~ダンガル~♪
というテーマソングが印象的すぎて、それだけでも映画館に行く価値はあるかと...。
※ちなみに、この内容は本作のチラシにも、ほぼ書いてありました。笑

と、おふざけは、これぐらいにして、笑
宣伝でも大々的に語られているように、
超スポ根ものの本作!
(↑宣伝では"巨人の星"の作者が応援イラストを描いている。笑)
その親子の練習の様子は名作特訓映画「ベスト・キッド」に通ずるところがあったり、
鬼コーチである父と娘たちの関係が、
まるで「セッション」の鬼講師と講師と生徒に似ていたり、
映画好きやスポ根好きが絶対好きになる要素があるような作品でありつつも、
それだけに留まらず、
そんな作品の中でも、
「ビリギャル」のように家族の大切さを描いていたり、女性の人権を描いているシーンがあったり、と、どんな観点からも楽しめる作品になっているのが素晴らしかったです!!

ちなみに、
物語のメインとなる"プロレスリング"のルールについても、現在公開中の「ちはやふる~結び~」並みに分かりやすく教えてくれるので、ご安心を。笑笑

ただ、
最初にも言ったように2時間20分とはいえ、すっごい内容量の濃さなので、集中力は必須!
特に充分な睡眠は必要でしょう。
(ちなみに、隣の友達は寝てました。笑笑)
また、終盤は、割りと予想がつく展開になるので、序盤でキャラクター達を好きになることをオススメします。笑笑

最初は、あまりにも自分勝手に見えるワンマン父ちゃんが嫌いになりそうになりますが
いつの間にか、そんな父ちゃんにも愛着が沸いてくる作りになっていた本作。
僕自身も、見終わった後、
単身赴任している父や、上京してしまった兄が少し寂しくなったので、
是非、家族と遠く離れて、日々を頑張っている人にも観ていただきたい、
勇気をもらえる名作インド映画でした!!
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