このレビューはネタバレを含みます
権力者にどうしようも無い人がなった歴史は、どの国にもあるが、
韓国と言えば、燕山君。
燕山君の姦臣たちを中心にした筋立て。
それにしてもひどい治世だ。
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暴君、燕山君の世。
姦臣、イム・スンジェとイム・サホン。
政にはまったく関心がなく、情欲に溺れる燕山君。
人を殺しすぎて幻影と妄想に悩まされるようになった燕山君。
うまいこと操ろうとするスンジェ。
チャンファ録。
各地の美女をチェホンサ(採紅使)として集められる。
スンジェは自分たちを小物と無視したヤツらを見返すと。
チャン・ノクスは、イム親子に対抗するため、女官を用意する。
都の娘たちは、かたっぱしから紅の札のもとに連れていかれる。
ノクスに対抗するために、綾奴に行くスンジェ。
そこで、白丁(と畜人)の女に目をつける。
暴漢に襲われ、女に助けられる。
運平に連れて行って欲しいと頼む女。
父の借金を返すために、自分を差し出すと言う。
スンジェは断るが、領主の娘の代わりに、差し出される。
鬼蓮の花だとスンジェは、女を迎える。
燕山君は、運平の女たちの到着に大喜びする。
女人禁制の成均館でキーセンを育てると言う燕山君。
次の王を立てて燕山君を倒す計画を立てる男たち。
女たちは日々、官能の厳しい訓練を受ける。
芸妓のチュンメが魔人とされ、燕山君に気に入られる。
牛の子宮を食べたチョ・ウォンジュンの娘。珠人と名付け、今すぐ連れていくと言う燕山君。
剣舞の練習をするウォンジュンの娘ジョンファ。
その様子をみて、逆徒のキム・イルソンの娘、ダニだったと気づいたスンジェ。
サホンは、王様への晩酌の練習をさせる。
チュンメは、隠喩を使った歌を使い、楽しませる。
ジョンファに、スンジェがチュンメにした賭けをやらせる。
ジョンファは、賭けに乗らずに済ませる。
宴の席。
チュンメの舞。
大喜びの燕山君。
ジョンファの剣舞。
燕山君は、夢中になる。
ジョンファを狙う弓矢。
サホンの合図で矢が放たれる。
スンジェがジョンファを庇い、毒矢に刺される。
サホンは、と畜人の娘だと気づいたのだ。
これは、謀反だと言うスンジェ。
士林派を一掃する。
ダニが王を狙っていたことを聞くスンジェ。
娘に父親の処刑をさせる燕山君。
脱落者が発表される。
再教育されて戻るか、追放されるか。
興清を選ぶよう王に進言するノクスの兄。
ジョンファとチュンメが選ばれる。
ダニの元に行くスンジェ。
鍼を打って、官能の身体にする。
ダニは姦臣に興味はないと言う。
燕山君は、2人を競わせる。
自分の前で犯し合うよう指示する。
その様子を絵に描く燕山君。
2人が絡み合う。
チュンメが負ける。
美しい首をくれると言ったが、
この首は美しくないとジョンファが言い、チュンメは命が助かる。
チュンメは下女になり、
ジョンファは興清になる。
興清の床入れを別の者にしてくれと燕山君に頼むスンジェ。
燕山君は、死霊に取り憑かれて、手足が勝手に動くといい、自分を止めてくれと泣く。
ノクスの乳を赤子のように吸い、落ち着かせる燕山君。
興清を迎えにいくスンジェ。
ジョンファを運んでいると思っていた籠は、チュンメが乗っていた。
ジョンファは王宮へ。
謀反派に「決して失敗してはならぬ」と言われる。
浮かせたり、ひっくり返したりするもの、それが何か先にお答えくださいと、謎かけするジョンファ。
小刀を手に入れて、燕山君の額に刺そうとした瞬間、つかまる。
王になれずとも、まともな人間になれと言うダニ。
燕山君は、忠臣がおらず、姦臣しかいないとイム親子の前で怒る。
スンジェは、ダニを刺し殺す。
チュンメは、卯の刻にダニを迎えにいく。
スンジェが戻る日。
燕山君は、さらに狂気に塗れている。
夜中、燕山君を呼び出したスンジェ。
血まみれにして、豚に塗れる燕山君。
スンジェは、ダニとサホンの前で自害する。
サホンは、謀反軍に殺される。
新しい王が治世して3年。
屠畜の舞。
飲み屋の女将になったチュンメ。
仮面をつけて踊るスンジェ。
そっと見ているダニ。
雪が舞う。