エソラゴト

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのエソラゴトのレビュー・感想・評価

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これぞまさしく、正真正銘、唯一無二の"アクション"エンターテインメント映画!

1996年の第1作から数えて6作目(MI6!)の今作は製作側からも伝えられる通りM:Iシリーズの総決算・集大成的な作品。

しかしながら監督はシリーズ初の前作からの続投のクリストファー・マッカリーが務め、自身が語る通り前作『ローグ・ネイション』で入り切れなかったアイデアを盛り込んだ謂わば続編に近いもの。

その為かキャストもほぼ前作からのシフトが占める中(ジェレミー・レナーの離脱は残念)、今シリーズ初登場のヘンリー・カヴィル扮する敵役ウォーカーが良いスパイスとなっています。

全編に渡って度肝を抜く壮絶なスタントを難なくこなすご存知主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズ。撮影中の大ケガが大々的に報道されましたが、短期間でのリハビリの後何事もなかったように現場復帰したそうで、何が彼をそこまでさせるのか観てるこちら側が心配になってしまう程…。

トムのスタントの凄さは上記の通り言わずもがな、更にもう1点凄いと感じたのは何を隠そう物販のパンフレット!

前作ではアクションは勿論ですが、スパイもの王道の緻密な駆け引きや化かし合いを存分に楽しませてもらったので今作もその部分に大いに期待していたのですが、展開や人物関係の描き方が雑で非常に分かりにくい…。

そこで鑑賞後、早速パンフで補完作業に入ろうとするも、ななんとあらすじやストーリー説明がどこを探しても全く載っていないではないですか⁉︎解説もほぼアクションシーンに関する詳細のみというキヨキヨしさ(笑)

「何はともあれアクションを楽しめ!ストーリーは二の次だ!」というメッセージがパンフレットからもありありと感じる始末…。いやまぁ確かにアクションシーンは期待値を大幅に超えるものでしたので大満足なんですがねぇ(苦笑)

ほぼ毎回パンフレットは購入していますが、こういった形態は恐らく今回が初めてかもしれません…。

とはいえそんな中、シリーズ皆勤賞で裏方に徹するナイスガイ、ルーサーに光が当てられていたのには感動もひとしおでした。