Aya

キッズ・レボリューションのAyaのレビュー・感想・評価

キッズ・レボリューション(2014年製作の映画)
3.5
このジャケットイラストに見えない?
アニメかと思って借りたら実写でした。

ズボンのポケットから無限にお金が出てくる、という発想がとても面白い!それを拾っちゃった日には〜?!

というお話。

シングルマザーに育てられた少年マッツはある日突然父の元に預けられる。
この先ずっと・・・。
いきなりのことに戸惑うが友達と一緒に墓地の砂を整理するアルバイトの帰り、一つのズボンを拾う。

ポケットに手を突っ込むと10クローナが。
ラッキー!と思ってまた手を入れるともう一枚、もう一枚、際限なく出てくるお札・・・だんだん額も大きくなり・・・。

スウェーデン映画なのですが、主人公の名前がマッツ。北欧ではよくある名前なのかしら??

私、このお母さんヒドイと思った。
本人になんの説明もせずお父さんの家で暮らしてね、と置き去りにしてもう限界なの!と去っていく冒頭・・・コレ捨てたってことだよね・・・ヒドすぎるわ。

主人公は一緒に暮らしていた時の記者の父の自分に構ってくれない態度、そして料理下手なところを不満に思い抵抗するんだけど、お父さんが頑張って料理をしてみると、美味しい!と言って懐く始末。
お前安いな!

でもこのお父さんとマッツの関係が魔法のズボンをめぐって少し成長するところがいいな、と。
お金が際限なく出てくるんだよ?!?!(正確には銀行からなくなってるのでワープしてるのかな?)普通の大人は欲しいじゃないですか?!

でもそこはマッツの気持ちを汲み取ったあの行動なのかな?と思いました。

チビの友達と不良少女と、最初は欲しいものをじゃんじゃん買い、じゃんじゃん食べ、ホームレスを法外な額で雇って自分のバイトをさせながら高みの見物の場面とかめちゃ不愉快やったけど、人間自身の欲なんて、だいたいそんなにないんだよ。
特に子供は。

犬を抱かせてくれて慰めてくれたホームレスのおじさんに豪華ホテルのプレゼントをしたり、他のホームレスの人やお金に困ったお父さんにこっそりあげたり、最終的に5億クローナという大金を各種慈善団体に寄付をする、というああ、金持ってそっちに走るよね、という方向へ。

ポケットからお金を取り出しまくるけど手が疲れる、的な細かい描写もよかった。

ラストのラスト、悲しかったけど、会えてよかったです。

2016DVDスルー新作
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