なんて硬派なドラマなんだ・・・。
なんかタイトルが「アイアン・スカイ」に似てるし、とジャケットがごちゃごちゃしてるせいでめっちゃ損してると思う。
「アイ・イン・ザ・スカイ」ってそのまま「空の目」って意味なんですね。
公開当時もすごくいい評判を聞いていたのですが、見逃してしまったやつ。
あれ、TOHOで3週で切られるやつ・・・。
アナベル人形を買い間違えるアラン・リックマンの可愛み・・・。
超難しい選択やん・・・。
特A級のテロリストを空から追跡するアメリカ軍、その情報をもとに式をだ出すイギリス軍(ヘレン・ミレン大佐)、そしてそれよりも上の判断を下すイギリス内務省のお偉方(アラン・リックマン班)の3方向からナイロビのテロリスト宅を見張る、という構図。
標的は外国人なので、テロリストとして殺害するのではなく、捕獲し、特に女性のイギリス人は国に連れて帰り、裁判にかけたい。
しかし、標的の家ではまさに自爆テロの準備が進められ、この場を見過ごすと、確実にテロが起きてしまいそうな危険な状況・・・。
そこで空中からの攻撃を遂行しようとするが、その家の真横でパンを売る幼い少女が・・・。
とりあえず、テロリストたちを爆撃しないとテロが起きるんだけど、そのすぐ横に女の子がいて、どうしよー?!?!って国家間、所属機関それぞれの立場から最善の方法を探っていくお話。
だから主軸は一個なんだけど、めちゃくちゃドラマ性あるんですよ。
そして一番お偉方は一番高みの見物なのに、軍事的、法的、政治的観点から最終決定をしなければならない。
慎重派のイギリス、敵とみなしたら自国民にも容赦ないアメリカ・・・。
そして直接ミサイル発射のスイッチを押すのはアメリカ軍のアーロン・ポールさんと若い女性兵士。
この2人が仕事してる部屋まさに「ドローン・オブ・ウォー」でイーサン・ホークが働いてた部屋まんまだ!!
この仕事、精神に闇しか抱えなくない?
もうみんながあの手この手でこの女の子をなんとかどかせようと、売ってるパンを買ったりするんだけど、それが裏目に出たり、逆にこの1人の犠牲でテロで犠牲になるおおよそ80人が助かる、って言ったり、女の子に危険を及ぼさない範囲への爆撃にするために、ミサイルを落とす位置をずらしてみたり・・・。
そして最終決定されたのは・・・。
(T_T)
ラストにアラン・リックマンを偲ぶ、と出ます。