《2018#13》
全国公開は昨年で、こちらでは上映がなかったから諦めていたらやっとこちらでも上映があり行ってきました。
字幕版では声優がシャーリーズ・セロン、ルーニー・マーラ、マシュー・マコノヒー等です。
時間の関係上で私は吹替版を観ましたが違和感なく楽しめました。
アメリカ人の監督ですが大の日本マニアだそうです。舞台は古き日本の世界。
人形を少しづつ動かして一コマづつ撮るストップモーションアニメです。だから私は動きがぎこちないのかなと思ったら、全然そんな心配は必要なく、滑らかで繊細な動きに驚きました。冒頭大波に揺れる小舟の描写からこれは凄いとこの先が楽しみになりました。
ファンタジー色が強いですが楽しめる内容でした。
家族愛の物語でした。
子供も楽しめますが、より大人が楽しめる内容だと思います。
ただ少し違和感があったのは顔立ちが日本人に見えなくて。中国人ぽく見えるんです。多分目が細めでつり目気味だからかな。
でもエンドロールで浮世絵に似た女性を見た時にあっと思いました。浮世絵の人物像って目が細めでしたよね。だからこれを見て造形したのなら納得だと思いました。
エンドロールも凝っていて楽しかったです。少しですがメイキングも観られるのでエンドロールは最後まで観てくださいね。
そしてもう一つ驚きだったのが、エンドロール中に帰る人が一人もいなかったこと。大体いつもエンドロール中に何人か帰るのですが誰も立つ人はいなくて皆、終了して場内が明るくなるまで座っていました。
この作品を映画館で観ることができて本当に良かったです。