ひろぽん

闇金ドッグス2のひろぽんのレビュー・感想・評価

闇金ドッグス2(2016年製作の映画)
4.3
『闇金ドックス』2作目

元ヤクザの闇金業者・安藤忠臣は、ホスト崩れの容姿が取り柄な須藤司を従業員に加え、順調に経営を続けていた。ある日、忠臣は優良顧客の岡林からスナックのママ・あざみのために200万円の追加融資を相談され、一括返済を条件に承諾する。だが、岡林は資金繰りに失敗して行方をくらます。そこで、岡林が通っていたスナックのママ・あざみのもとを訪ねるが事態はとんでもない方向へと向かっていく。果たして忠臣は岡林から貸した200万円を回収することができるのかという物語。


事務所を構え仕事も少しずつ板についてきた安藤忠臣。中途半端なイケメン面が担保となる須藤司を雇い、「ウィーメンダイヤル」という女性専用の夢を応援する融資サービスを新たに展開して順調に軌道に乗っていくラストファイナンス。

女性の扱いに長けている須藤のビジネスは順調に業績を上げ、天職を見つけたと喜ぶクズ男の須藤。

そんな中、真面目な有料顧客の岡林から200万円の追加融資を相談される。居酒屋の店長で学生のバイトたちに舐められる毎日を過ごしながら、仕事終わりに夜な夜なあざみが経営するスナックで過ごす一時を楽しみに生きていた岡林。ある日、あざみから母親の医療費が払えないと相談を受け、どうにか工面できないかと忠臣から200万円を追加融資してもらい、返すあてもあったはずだったが…

そこにはとんでもない陰謀が…

あざみと結婚を考えていた岡林は恋は盲目という言葉の如く何も真実が見えておらず。。。

岡林は普通に良さそうな人に見えるが、普段から闇金に金借りまくってスナックに通いつめる行動から考えるとちょっと変わってる人なんだろう。

そして、今作最大の悪はスナックのママ・あざみ。

彼女の悪事を裁くべく、皆で協力して一泡吹かせるために奮闘する終盤の流れは本当に面白くて見応えがある。

前作と違い鉄槌を下す爽快すぎるラストはたまらなく好き。見方によってはバットエンドなのかもしれないが、自業自得だと思う。

“オレは詐欺師じゃねぇ金貸しだ”
とビシッと決める安藤忠臣の頼もしさと、
かっこ良さは半端なかった。

山田裕貴の今回の役回りは最高に良かったと思う!
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