きんぽうげ

素敵なウソの恋まじないのきんぽうげのネタバレレビュー・内容・結末

素敵なウソの恋まじない(2014年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

リチャード-カーティス脚本の作品。題名、何とかならないものだろうか。
イギリスが舞台で、何らかの事情で流れて来たアメリカ人が同じ住居の5階と4階で暮らしイギリスの老女と知り合い、日常会話を交わすうち恋心が芽生えるが意思表示ができずに月日が経って行く。
普通であればアメリカ人であれば自己主張が強いイメージを、敢えて変えた所にポイントがありそうだ。
役者の作品と言えるかも知れない。この二人の役者でなければ出来なかったであろう。ダスティ-ホフマンとジュディ-リンチ。片やアメリカ片やイギリスを代表する役者。ダスティは「卒業」「真夜中のカウボーイ」「小さな巨人」「トッツィー」が思い浮かぶ。
キャスティングする場合、カーティスはダスティを意識して作ったのだろうか?花が好きでベランダを花園にしている。
引き立て役が途中から登場する。性格が正反対で自己主張の強い男。対比役として必要である。そして、亀が登場する。ここが話の中心で、亀の成長を望む彼女の為、おまじないを唱える。
たくさんの亀を飼い、成長したと見せかける。マジックハンドで階下に降ろす作業。亀すべてに名前をつけている所が面白い。後はイギリスらしく、お互いを食事に招待し、その人のひととなりを知る。マナーを重んじる。
ラストは最初、出会った時からお互い一目惚れだったというオチがつく。リチャード-カーティスらしいハッピーエンドだった。
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