ひろぽん

青空エールのひろぽんのレビュー・感想・評価

青空エール(2016年製作の映画)
3.7
吹奏楽の名門である白翔高校に憧れて入学した女子高生の小野つばさと、偶然にも同じ甲子園の映像を見て憧れて入学した同級生の野球部員の山田大介がお互いの気持ちを胸に、 励まし合いながら甲子園への夢を追い「約束」のために夢の実現へと向かっていく青春物語。


恋愛よりも部活の要素が強く、雲ひとつない青空のような爽やかさのある作品。

野球と吹奏楽の強豪校である学校でお互いに挫折を味わいながらも、互いが辛い時に相手を励まし2人で1つの柱であるかのように支え合いながら鼓舞していく姿には感動できる。

自分自身と向き合い自分に勝ち、同じチームのライバル達に勝ち、試合に勝つという強さが必要になる。強豪校になればなるほどその壁は高く、努力が必ず報われるとは限らない。それでも、高みを目指す人達は本当に尊敬する。

誰かを応援するということは自分が頑張り続けるのと同じくらい大変な事。努力が報われなくとも約束だったり大きな目標がある事で人は頑張れるんだろうな。


土屋太鳳と竹内涼真の主演2人よりもジャケ写の下の所に出てる8人の脇役たちの演技が1人1人素晴らしく輝いてた。

特に葉山奨之演じる水島の、部長として皆をまとめる立場や偏屈な男を演じる絶妙なキャラの難しい表情を上手く表現していた。中でも杉村先生が他の先生に責められている時に援護するシーンはカッコよくて鳥肌立った。終盤のつばさを認めるシーンも凄く好き!

上野樹里演じる杉村先生も厳しいけど愛があってめちゃくちゃ良いキャラ。葉山奨之も上野樹里も2人とも適役過ぎて最高。


部活に打ち込んでた高校時代の野球をやってた時の熱い気持ちを思い出した⚾️

GReeeeNの『キセキ』のカバー曲であるwhiteeeenの主題歌『キセキ 未来へ』のエンディングは最高によかった♫

高校時代に部活に打ち込んでた人には響く作品だと思う。ベタで王道の青春映画。
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