これが暖簾の
こちら側にあるとは
なんと剛毅な店(笑)
ウルトラシリーズ
屈指のヒロイン、
ひし美ゆり子を
主演に迎えた…
東映エログロ路線作品
「好色元禄㊙物語」
最近、歩いて行けるGEOが閉店したため、車で行けるGEOに借りるお店を変えたんです。そこの時代劇コーナーに見覚えのあるタイトルが…。確かあの人気レビュワーさんが…(笑)思わず借りてしまいました。
東映が時代劇のブームが去った後、その舞台装置や衣装を再利用して作成したプログラムピクチャーであるポルノ路線の一本です。井原西鶴の好色一代女を参考に…がっつり濡れ場ありの作品(笑)
とは言え…鈴木則文監督ではないため、意外に真面目です…。金を目当てに男を誑かす好色なお夏、貞淑なその妹お七、二人の女が陥る因果を描いた作品になってますのでやや暗めな部分もありますからね。
ただひし美ゆり子さんのバイタリティ溢れる演技、キャラクターは美しくも艷やか。やはりウルトラセブンのアンヌは美しく、強い(^^) 何よりそれが作品が今も映像で見れる理由でしょうね。
ただ…物凄く面白いかと言われると…微妙かな。女の性(さが)を描いてはいますが…まぁフェミニズムの視点から見たら現代では問題だらけでしょうからね。とは言え、美しいものは美しい…。男はそんなもんですからね。
ウルトラシリーズのヒロインはかなりの確率で濡れ場を演じてます。トップヒロインのひし美さんですら中々売れなくてこちらの路線に行ってますからね。難しい時代だったと思います。女優は濡れ場を演じて当たり前でしたし、子供番組のヒロインは中々評価されなかったようですから。(ヒーローもそうです)今は時代も変わり、ここから売れていく方がメインになっていますが。ただ…その特撮作品の評価と人気は続き、人の心に残るものです。今もその人気故にこの作品も見れる訳ですからね…(^^)