なんて恥ずかしく、なんて痛い映画なんだ。けど、あんなに弱っちかった弟くんがみるみる逞しく成長するんだから、やっぱりどんな事でもやらないよりやる人生を選んだ人を、笑う権利は誰にも無いですね。
セスローゲン似のダメ男風の兄ちゃんが、その風貌に似合わない的確なアドバイスをくれるナイス兄貴でびっくり。この兄弟の関係は『あの頃ペニーレインと』の姉弟の関係にもそっくり。全篇に響く80'sな音楽にファッションがダサくってカッコよくて、でもやっぱりダサくて本当に最高だった。
エンディングは『卒業』とか『セイエニシング』みたいに開かれていて、うーーんシミジミ。あの2人のこれからの幸せを願わずにいられないです。
しばらくは、サントラ聴いてこの余韻を楽しもう。