滝和也

ジオストームの滝和也のレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
3.6
世界を救え!
我らのバトラー!

いつ何時007のテーマ
が流れても可笑しくない(笑)
サスペンス・ヒーロー映画(^^)

「ジオストーム」

そんなに悪くない(笑)でも感想も出てこない(笑) これディザスター映画じゃないと聞いて見ましたので、そこに期待してもいませんでした。で結果としては…

007でした(笑)しかもダニエル・クレイグ以前の。つまり、気象コントロール衛星群が指揮系統を何者かに奪われ、兵器と化し、世界が破滅に…と言うサスペンス。その時、ヒーローが現れる!これが007でなくて何だと言う訳。

バトラーですからね。エンドオブ〇〇か(笑)エンドオブアースでしょうか。衛星兵器は007の定番中の定番。何回も出てきます、ムーンレイカーが代表かな。ダイヤモンドは永遠にもダイ・アナザー・デイも。似たシーンが出てきますし(笑)

だから好きと言えば好きなんですよ。サスペンス・ヒーロー映画だし。シンプルだし。いっそバトラー無双シーンでもあれば更に高得点(笑)

ただサスペンスが薄味と言うか、シンプル過ぎる。主演が実はWキャストの様になっていて、地上と宇宙の2つの舞台で進むのでどうにもそれぞれが薄口になる。それが、ご都合展開に見えやすい原因です。

バトラー演じる兄とジム・スタージェス演じる弟の兄弟の絆も描くのですが、やはりこちらも薄め…。熱血展開を見せるので好きなんですけどね…。この二人より弟の恋人役のアビー・コーニッシュが中々可愛いし、かっこよし(^^)で印象に残るかな。後エド・ハリス、アンディ・ガルシアの渋めな二人が画面を締めます。無駄に豪華なのも007臭さが(笑)

アルマゲドン的でもあり、007的でもあるのですが、特撮はやはり現在進行系のものですから遥かに迫力ありますよね。ディザスターシーンも思ったよりあったし。ただ見せ方のアイデアはよくありがちかなと。公開中のCMで使いすぎですし(笑)

肩の力を抜いて、安心して楽しめる映画ですね(笑) だってバトラーですから(笑)
滝和也

滝和也