光あれ。
ベン・アフレックが裏の顔を持つ会計士を演じたアクション映画。監督は「ウォーリアー」のギャビン・オコナー。
おお、なるほど…と唸りながら観た。いわゆるナメてた相手が殺人マシーンでした映画なのだが、今作最大の売りは人間ドラマ。パンフレットでJ.K.シモンズが「この映画の登場人物たちは皆二面性を持っている。」と語っているように、単純ではないキャラクターたちが織りなすストーリーが面白い。アクションがあるからドラマがあるのではなく、ドラマがあるからアクションがある作り。こういったアプローチのアクション映画は少なかったので新鮮だった。
もちろんアクションシーンもしっかりハイクオリティで、主人公クリスチャン・ウルフのデタラメな強さは爽快感がある。
そして何よりも個人的にグッと来たのはラストで明かされる、ある人物の正体。マイノリティなりの戦い方、強さに思わずガッツポーズしたくなった。
じっくりしっかり楽しめる、良作アクション映画。オススメです。