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ヒトラーへの285枚の葉書のzogliのレビュー・感想・評価

ヒトラーへの285枚の葉書(2016年製作の映画)
2.4
原作は小説だが事実から着想を得た模様

抑えられた色彩での画面作りは好ましい
白薔薇運動とかの国内レジスタンス活動をテーマにした映画はどれも地味なんだけど、これはさらに舞台がベルリンなのに英語作品だし出演者にドイツ語ネイティヴこんなにいるのに何故SS大佐がスウェーデン人俳優なんだろう???みたいなアレが引っかかって記憶の彼方だった
正直大佐に殴られ足蹴にされて血塗れのダニエルブリュールのエロさのイメージしか残ってなかったのだけど、気に入りの俳優の出演シーンを確認するために再見

てかこれ警部、2-3年くらいで反ナチになってる事になるんだよなぁまったく親衛隊はクソだな!


以下は完全に個人メモ

ルイスホフマン: 冒頭の森と脱走兵射殺シーンが不謹慎だけど儚く美しいのはこれがルイスホフマン故でありキャスティング大正解である
出演シーンこれだけだしセリフ皆無なのに鮮烈

ダニエルシュトレサー: エッシャリヒ警部の部下、ツォット
ペルジッケ末弟がバルクハウゼンの盗みをチクって連れてきたトレンチコート男のスタイルが良すぎて驚いてたらダニエルだった 後半の黒革のコート姿も良い 脱帽するとますます小顔で見ているこっちがオロオロする
ここでも相変わらず口髭だが劇中最イケ間違いなしである
主演のtatortよりも喋ってんじゃねえのか問題

ヤーコブマッチェンツ: “戦場から戻ってきた(ニュアンス的には負傷による前線離脱と受け取れるが詳細不明)”ハンスの同級生、ディートリッヒ役 教師をしている
こんなに胡散臭く無い役やるの珍しいな!
けど出番が少なすぎると言うか、学校でカード撒くのを思いとどまらせるためだけに息子の同級生とか名前まで出して出演させる必要あるのかなーいなくても成立してた話だし
原作では重要な役だったのかもしれないが完全に添え物
しかもハンス役のルイスホフマンよりだいぶ年齢が上なので同級生???ってなるしな…

ラファエルガレイゼン: 役名ヘルベルトヴェゲナーのはずなんだが…もしやダニエルの連れてきたオルポなのでは???と思ってたらエンドロールでポリスマンって出てきた 完全に当たってた
ハイルヒトラーとNO!しかセリフ無いのかよー残念

ヨシュアグローテ: バルクハウゼンがユダヤ人老女の部屋に盗みに入ったところを取り押さえたペルジッケ家の男たち4人のうち1番後ろにいる男 軍服を着ている
その後バルクハウゼンかあるいは共犯の男をドアの外に追い出している
セリフはないが顔はわかる
金髪長身の末弟バルドゥアの方が明らかに重要な役だしトータルで出番10秒未満では無いかと思うがなんときちんとアウグストペルジッケという役名まである(呼ばれることは全く無い)
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