群青

3月のライオン 後編の群青のレビュー・感想・評価

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)
3.3
前作が棋士としての成長ならば今作は人間としての成長を描いております。


ただ前半後半分けるにはちょっと尺を伸ばしてるような気も見受けられるのでうまくいけば1作、難しければ連続ドラマでも良かったんじゃないかなぁ。

将棋だけ出ない人生まで射程を伸ばした話で、主人公を快く迎えてくれる三姉妹やライバル棋士の背景も描かれそれを通して主人公が何を選ぶのか、という話になってる。
主人公が家庭を放置して今更迎えに来た三姉妹の親父に対する啖呵はお前が今まで散々無視してきた現実を俺がいってやる!という正論でしかない啖呵でスカッとしました。やっぱり金って大事!笑

あの三姉妹次女のいじめ問題。ホントいじめ問題はあらゆる嫌なヤツの中でとびきり嫌悪感が出てしまう。ホントいじめてるやつはクズだよ。今作でのそれはちょっと尻切れとんぼみたいな感じだったけど原作はちゃんとやってんのかな?

伊藤英明のライバルも実は主人公と同じ将棋しかない考えだったっていうのも良い。
最終的には将棋しかないけど自分の人生も生きろ、という優しも出てきたんでホッとした。

ところで3月のライオンってどいういう意味なんだろう?
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