首都東京で一大勢力を誇る天盟会橋爪会長が暴力取締頂上作戦で検挙されて三年。次期会長を狙う上野組組長は、最高幹部の浜田組壊滅を策し、シマを荒らして頻繁に暴力事件を起こしていた。浜田宅で開かれ…
>>続きを読む昭和初期の浅草。上野の博覧会場建設工事を請け負った鳶政一家。しかし、阿久津組が工事の利権を譲れと横槍を入れてきた。鳶政組頭の花田秀次郎は、阿久津組による度重なる邪魔立てに耐えていたが、工事…
>>続きを読む大阪のある博徒一家に草鞋を脱いだ上州小政は、賭場で死んだ船宿浜幸の一人息子・良吉の借金を取り立てるため、良吉の故郷・宇野へと旅立つ。宇野に着いた小政は良吉の両親から思い掛けない歓待を受ける…
>>続きを読む2回目の懲役を終え、久しぶりに娑婆に戻って来た“ゴロ政”こと政太郎。弟分の勝次と、神戸で対立する山北組と滝花組の抗争に巻き込まれる。ふたりは殺しの依頼を受け暗躍するものの…。
華やかなジンタが流れる浅草六区に信太郎が戻ってきた。信太郎は「平松興行」を起こして朝日座を中心に芝居を打っている元やくざ聖天一家の平松源之助の実子で、相思相愛の娘がいた。楽屋番をしながら源…
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