悪名一番の作品情報・感想・評価

「悪名一番」に投稿された感想・評価

悪徳金融のから金を取り立てるために東京へ行き二つの対立するヤクザ組や会社を相手に立ち回るお話

「おのれがこないな気楽な格好して生きていられるっちゅうのはな国の人柱のおかげやっちゆうことおのれわからんのか」

シリーズ8作目
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.0
スカパーにて。悪名8作目。

遂に朝吉親分が東京に進出。
金に困っている人が多いと、大元の金融会社を訪ねたら金を持ち逃されていた。成り行きで、犯人を追っかけて東京まで来た朝吉親分と清次。

東京で犯人所縁の昔ながらのヤクザに会いにいくと、仕組まれて犯人に仕立て上がられたとわかる。
真犯人は東京の金融会社の本社と新興のヤクザ組織。

東京に来て靖国神社に参拝し、涙する朝吉親分。戦争に行ってない清次は理解できず朝吉の怒りを買い、絶縁されてしまう。

関西と違い東京だとケンカやタンカでは道理が通らない。大企業になかなか相手にもされない。
犯人に仕立て上げられていた男と、恋人の金融会社秘書(江波杏子)を清次が救い出し、新興ヤクザの組をぶっ潰すぜ。

しかし、東京の巨悪に簡単に手出し出来ないのがリアリズムあったのに、最後はヤッパリ大立ち回りで決着しちゃう。
時代背景が進めば進む程「ケンカで悪を成敗」がリアルで無くなってくな。

東京の昔のヤクザの親分はいい感じ。(伊井友三郎)最初は上方の連中の協力はイラネェと突っぱねるが、最後には朝吉を認める。

あと、悪名市場で出てきたニセ朝吉・清次も再登場。芦屋雁之助はん!
最後の大立ち回りでは生卵を投げて新興ヤクザと戦うぜ。んなアホな。

さらにオカマのお銀も再登場。芝居一座にいた筈なのに東京でまた客を取ってる。しかもちょっとしか活躍しない。勿体ないなぁ。
otom

otomの感想・評価

3.8
お昼時にCSにて。悪名シリーズ8作目。勝新太郎が格好良いのは当然であるが、嫌いな筈の田宮二郎も悪名シリーズだと何だかいい奴に思えてくる不思議。良作。
シリーズ第8作。朝吉親分(勝新太郎)と清次(田宮二郎)が遂に東京へ。金を巻き上げられた庶民のため、持ち逃げした金融会社の社員を追って上京するが、そのハナシには裏があって…とかいうストーリーはともかく、今回のヒロインは江波杏子。デビューしたてで別にどおってことのない存在感。藤原礼子の登場シーンが少ないのも残念。だが、トータル的には安定した面白さ。それにしても、本作の東京は既に東京タワーがどーんとおっ立っているが、時代が一気にすっ飛んでいるんじゃないの?
【八尾の朝吉、東京へ行く】
悪名シリーズ第8作。
今回は、金融会社の1億円近い金を盗んで逃亡した男を探し出すため、朝吉が清次と共に東京へ乗り込む。

東京オリンピックの前年に公開の作品ということで、工事によって変わりゆく東京の風景が映し出されている。
こちらはセットだが江波杏子と勝新の差し向かいのシーンで、料理屋の開け放たれた窓から見える喫茶店のネオンサインが何ともレトロで良い。

東映の印象が強い安部徹は、大映だとスマートな人物に見える。

2017.3.8 WOWOWシネマ

このレビューはネタバレを含みます

クライマックス、「もし2人とも生き残ったら、一緒に靖国神社にお参りに行ってくれまっか?」と涙ながらに朝吉にいうところで思わずホロリ。ボコボコに殴られて瀕死の清次の顔でその台詞言われたら堪えきれません(T ^ T)
悪名シリーズの中でも一二を争う好編。
義理と人情の浪花ヤクザが大東京の血も涙もないヤクザ共に挑むヤクザファンタジー。ファンタジーでしかないけど、そこが良いんじゃない?と言うことで。
それにしても依田さん今回は、力入れてえらい良い本書いてますわ~、大好きですわ。