悪名一番の作品情報・感想・評価

「悪名一番」に投稿された感想・評価

シリーズ第8作。朝吉親分(勝新太郎)と清次(田宮二郎)が遂に東京へ。金を巻き上げられた庶民のため、持ち逃げした金融会社の社員を追って上京するが、そのハナシには裏があって…とかいうストーリーはともかく、今回のヒロインは江波杏子。デビューしたてで別にどおってことのない存在感。藤原礼子の登場シーンが少ないのも残念。だが、トータル的には安定した面白さ。それにしても、本作の東京は既に東京タワーがどーんとおっ立っているが、時代が一気にすっ飛んでいるんじゃないの?
【八尾の朝吉、東京へ行く】
悪名シリーズ第8作。
今回は、金融会社の1億円近い金を盗んで逃亡した男を探し出すため、朝吉が清次と共に東京へ乗り込む。

東京オリンピックの前年に公開の作品ということで、工事によって変わりゆく東京の風景が映し出されている。
こちらはセットだが江波杏子と勝新の差し向かいのシーンで、料理屋の開け放たれた窓から見える喫茶店のネオンサインが何ともレトロで良い。

東映の印象が強い安部徹は、大映だとスマートな人物に見える。

2017.3.8 WOWOWシネマ

このレビューはネタバレを含みます

クライマックス、「もし2人とも生き残ったら、一緒に靖国神社にお参りに行ってくれまっか?」と涙ながらに朝吉にいうところで思わずホロリ。ボコボコに殴られて瀕死の清次の顔でその台詞言われたら堪えきれません(T ^ T)
悪名シリーズの中でも一二を争う好編。
義理と人情の浪花ヤクザが大東京の血も涙もないヤクザ共に挑むヤクザファンタジー。ファンタジーでしかないけど、そこが良いんじゃない?と言うことで。
それにしても依田さん今回は、力入れてえらい良い本書いてますわ~、大好きですわ。