悪名無敵の作品情報・感想・評価

悪名無敵1965年製作の映画)

製作国:

上映時間:83分

ジャンル:

3.5

「悪名無敵」に投稿された感想・評価

mitakosama

mitakosamaの感想・評価

2.5
スカパーにて。うーん。マンネリが過ぎてもう見るのがキツくなってきた。

大阪で出会った家出娘が売春組織に捕まったので、朝吉・清次が足抜けさせる。
ついでに係わり合った売春婦(八千草薫)とヒモのポン引きも足抜けさせ、組織に狙われることに。
朝吉が行きずりで出会った女(藤村志保)が実は売春組織のボスだったと。

清楚派の八千草薫が擦れっ枯らしな商売女を演じるのはちょっと意外で、でも愛嬌もあって面白かったな。
藤村志保は相変わらず美人だし、女を売り物にする女親分というのも意外性はあって面白い。

ただなぁ〜…
二人が喧嘩したら何人相手でも絶対勝つのが非現実過ぎて、もう見てられない。御都合主義すぎ。
組織暴力団が二人組にゲンコツで負けたからって組を解散するか?報復処置とかないのか?
朝吉親分のお説教で女ヤクザもコロッと反省。嘘だろう?

初期作の、戦前戦後の混乱期で組織が脆弱だったならまだしも、リアリティ無さ過ぎる。
残り後3作もあるのか…
シリーズ第11作。朝吉(勝新太郎)と清次(田宮二郎)が身体を張って救い出そうとする売春婦が八千草薫、その売春組織の元締めの親分が藤村志保という、これはもう願っても無い配牌。

初期作に見られたような、やむにやまれぬ事情で苦海に身を落としているといった無残さや哀れさはほぼ消え失せてしまっているが、それでも誰がどう見たって身体を張ってでも助けたくなる売春婦。初期作に見られたような、任侠の筋を通すべく朝吉に厳しく対峙しながらも情けをかけるといったシビアさはほぼ消え失せてしまっているが、それでも誰がどう見たって凛々しい女親分。もはや初期のムードとは違い、エンタメ活劇化しているシリーズとしては、当然かつ最良の帰結かもしれない。

まあ、女親分と朝吉が情を交わすのがわかりきっている(実際そのとおりなのだが)だけに、仇役がこれまでほどは憎ったらしくなくて、そのぶんエンタメ作にしてはクライマックの爽快感が薄いのは致し方ないところ。
女郎を朝吉らが足抜きさせる話。
八千草薫、藤村志保、藤岡琢也らは存在感ありまくり。
朝吉の真っ直ぐな漢気、清次のポップさにもますます磨きがかかっている。
悪名シリーズも絶好調公開中!といったところ。