We are triple X！！！
2003年、主演作が連続公開していたヴィン・ディーゼルが挑んだスパイ・アクション。それがトリプルX。007のようなスパイはもう古い！がキャッチコピーだったが、ぶっちゃけこの映画シリーズが風化する方が007より早かったという…。2年後に作られた続編ネクスト・レベルにはヴィンは出演せず(死んだよ、ってセリフで触れられるのみ！)、代わりにアイスキューブを主役に据えた黒人アクションに早変わり。内容は底抜け感たっぷりなトンデモ映画でしたが…。
そして前作からなんと12年ぶりにトリプルXが帰ってきた！死んだはずだったヴィン・ディーゼルも帰ってきた！アジアが誇るアクションスター、ドニー・イェンとトニー・ジャーを従えてアクション映画界に再び殴り込みだッ！
冒頭からテンション高めに紹介しといてなんですが、ぶっちゃけ今作はそんなに出来は良くないです。ワイルド・スピードほどの切れ味もなく、スピード感もそこそこ。しかし雑を通り越してアホ丸出しな脚本とドニー・イェンのアクションは見ものです。本当に50代か？！と言いたくなるほどの体のキレに驚嘆するばかり。あっあの技はイップマンの！とか、お得意の世界一美しいソバットとかが大画面で見られるだけでも満足です。映画は3点だけど、ドニー・イェン分を足して3.5点です。
総じて暇つぶしには最適なアクション映画ですよ。
あ、あと後半にあるサプライズ出演があるんですが喜んでたのは劇場で僕一人だけでした…。皆ネクスト・レベル観てないのね…。
