タスマニア

ブレードランナー 2049のタスマニアのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
3.0
2021年47本目。

めっちゃSFやってるなー!って印象笑
ちょっとストーリーや尺にボリュームがありすぎて「疲れてしまった」というのが正直なところ。
ただ、SFの金字塔らしくシリーズ通してバッチリしっかり、"The SF" って感じがした。なんか「ガタカ」みたいな感じ。

荒廃した街の世界観や現代の "IT" や "テクノロジー" の延長線上ではなく、1982年当時の「ブレードランナー」の世界が描いていた "SF" の延長にある世界でそこが良い。
記憶の映像化をする博士が映像を微調整するシーンや、バーチャル彼女が生身の人間と同期するシーンの映像的感覚はすごいなって思った。

あと、ジョイを演じた女優さんは「ナイブズアウト」の人なのね。
どこかで見たことあるなーって思っていたら。
表情がどこか幼くて可愛らしく、とても好きな女優さんでした。
ジョイの存在ってすごく物悲しかったけど、これってレプリカントにも言えるものだね。
絶対人間が作った "奇跡" には敵わない存在。
ジョイが目を瞑り、一時停止されている姿や、「愛している」という言葉を残し消えていくところなんて、「切ないなぁ」って思ってしまった。

この映画に直接関係ないことだけど、前々からすごく疑問に思っていたこと。
ハリウッド映画に登場する日本人役(もしくは、日本語のセリフ)って、何でネイティブの日本人がやらないんだろう笑
絶対「日本語を喋れる誰か」で適当にやってるよね笑
いつも、「日本人ですよ」って顔して、めちゃくちゃカタコトの日本語喋られるから違和感しかない。
「ウルヴァリン:SAMURAI」って映画もこれが乗り越えられなくて、個人的にすごくモヤモヤしたっけ。
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