ホイットモア大統領

ブレードランナー 2049のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.2
アナ・デ・アルマス!

アナ!デ!!アルマス!!!

彼女がいたから、退屈せず約3時間乗り切れたかもしれない。
『ノック・ノック』の時は、イーライ・ロスの嫁にばかり目が行ってたが、役が変わればこんなにも可愛くなるのか…。

本作は、そんなAI彼女と結ばれない恋愛を続ける、ゴズリングのハードボイルド作品と捉えれば上出来。
特にシンクロSEXのシーンでは、こういう形でしか愛し合えない悲しみと、幸か不幸か現代がこの世界に追いついてしまった事実に涙が出てしまった。

そして、ラストにああいう形で「Tears In The Rain」を使うのは卑怯や…。
また泣かずにはいられんやないかい…泣
ホント、ゴズリングには次回主演作で幸せになってほしいと切に願うばかりです。

ただ、その音楽に関して、公開前にヨハン・ヨハンソンが離脱した事で話題なったが、ハンス・ジマーの音楽は素晴らしいのだけど、ちょっとアタックが強過ぎて、前作のヴァンゲリスのように作品世界を広げるには至っていなかったかな。

それでも今回は馴染みのシネコンで観たのだが、いつもより音が大きく、その点もさほど気にならなかった!

その他、本年度、ケヴィン・コスナーと肩を並べる “上司にしたい俳優” として、ロビン・ライト!
そして、ターミネーターの如きシルヴィア・フークスも前作のキャラクターたちに負けじ劣らずのインパクトだった。

結果、公開前から徐々にアップされた前日譚は未見のため、“奇跡” の凄さが伝わらなかったのと、ジャレッド・レトの存在とか、モヤモヤする所が無かったわけではないが、あの名作の続編としては十分合格点!

続編というよりは、スピンオフに近いかな。