ふしみあい

パーソナル・ショッパーのふしみあいのレビュー・感想・評価

パーソナル・ショッパー(2016年製作の映画)
3.7
ものすごく変な映画だった。
ネオンデーモン的な、ファッション業界の闇に囚われたクリステン・スチュワートの変貌を見せつける映画かと思いきや!!!
サスペンスあり、ミステリーあり、ホラーありのごった煮映画だった!!
雰囲気はダゲレオタイプの女に似ている。

ホラー成分が全体を通して多め。70%ぐらいを占めている。普通にゴースト描写もあるし、心臓がドキドキしてしまった。
また当たり前だけどずっとクリステン・スチュワートが綺麗、可愛い。
ちょっとボーイッシュな髪型と服装がめちゃ似合う。
カフェソサエティの時とはまた雰囲気が変わって、こっちの方が庶民的な感じ。でもシャツとかセーターの着こなしが可愛かったなあ。

思っていた映画といい意味で違うくて、ずっと画面から目が離せなかった。最後の最後に観客を突き放すあのセリフにもあっけにとられたし、最後劇場が明るくなって出ていくお客さん、みんな眉間にしわ寄ってて笑った。

なぜこの映画を撮ろうと思ったのか、そしてなぜこの内容でこのタイトルなのか、逆に興味が湧く。突き抜けた面白さはないけど、少しカルトの匂いがして、私は好きだった。

そもそも映画の冒頭からして、アレ、みる映画間違えたかな、という感じで、その後もずっとそれが続くのでなんだか楽しい。クリステン・スチュワートのちょっと掠れた声や綺麗な体に100分ずっと見とれていた。

タイトルやあらすじを見て、ファッションかーと思ってる方、ホラー要素が多いです、正直ファッション関係ないです笑
パーソナルショッパーという職業じゃなくても全然成り立つ映画だった笑